新型コロナウイルススパイクタンパク質(S)に対する定量的IgG抗体検査を承っております

当院では新型コロナウイルスの抗体検査を実施しております(対象は原則12歳以上の方です)。抗体検査はPCR検査のようにその時点で体内にウイルスが存在しているかを調べる検査ではなく、過去にウイルスに感染性していたかどうかを知るために行われます。新型コロナウイルスは未知の新しいウイルスのため、抗体検査についても結果の解釈が確立されていない部分があり、保険適用もないため自費診療となります。

ファイザー社/ビオンテック社製のmRNAワクチン「コミナティ筋注」95%の高い発症予防効果が報告されています。ワクチン接種をして得られる中和抗体は新型コロナウイルスとヒトの細胞が結合する箇所を阻害する抗体であり、新型コロナウイルスへの感染や重症化を防ぐ効果が期待されています。一方で中和抗体の活性はウイルスの表面に存在し感染の成立に重要な役割を果たすスパイクタンパク質(S)に対するIgG抗体の値と関連すると考えられています。

当院では今まで既感染を正確に判定するヌクレオカプシド(N)に対する抗体検査ElecsysAnti-SARS-Cov-2(ロシュ社)を実施していましたが、この度新たにスパイクタンパク質(S)に対する定量的なIgG抗体検査ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant(アボット社)の実施を始めました(2021.6.18)。この検査は欧州での使用を可能とするCEマークを得ており、感度99.35%、特異度99.6%と報告されている信頼性の高い検査です。

IgG抗体検査ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant(アボット社)は、例えばワクチン接種前や接種後に、感染や重症化を防ぐような抗体を自分が持っているのかを確認したい方にお勧めできます。ワクチン接種後についてはファイザー社/ビオンテック社製のmRNAワクチン「コミナティ筋注」の接種を終えた方については、2回目の接種を終えて約1ヶ月で評価している報告が多いため、このタイミングは参考になると考えられます。

検査は原則予約制で承ります。お電話もしくは受付窓口で予約をお願い致します。当日37.5度以上の発熱ある方、咳や咽頭痛などの感冒症状のある方はご遠慮下さいませ。過去に症状のあった方についても14日目以降での来院をおすすめしています。また感染者と濃厚接触してから2週間以内の方、国外から帰国して2週間経っていない方は検査を受けて頂けません。

当日はマスク着用の上来院頂き、受付で保険証を提示し、問診票記入をお願いしております。体温測定、医師による健康状態のチェックの後採血を致します。会計は自費診療となり、5,500円(税込)です。外注検査となるため結果は概ね検査日から1週間程度でご自宅へ郵送させて頂きます。

新型コロナウイルスに関してはまだ未知の部分が多く今後解釈が変わっていく可能性があるため、検査結果についての個別の質問にはお答えできないこともあることをお含みおき下さいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です