新型コロナウイルスワクチン全額公費接種は令和6年3月31日で終了します(2024.2.29)

新型コロナウイルスワクチン全額公費接種は令和6年3月31日で終了します。当院では令和6年3月中、R6.3.9(土)、R6.3.23(土)の9:00-9:15で接種枠を設けています。接種ご希望の方はご利用くださいませ。

・対象者 初回接種(1・2回目)を終了し前回接種日より3ヶ月以上経過している方(当院では12歳以上の方に限ります)

・使用ワクチン:オミクロン株(XBB.1.5)対応ワクチン(ファイザー社製)を準備しています。

・ご予約は受付窓口、もしくはお電話でお願いしております。キャンセルされる場合は必ず前日18:30までにお電話をお願い致します。

・接種当日は予診票(接種券一体型)、健康保険証、お薬手帳、(お持ちであれば)当院診察券を必ずご持参くださいませ。






新型コロナウイルススパイクタンパク質(S)に対する定量的IgG抗体検査を承っております

当院では新型コロナウイルスの抗体検査を実施しております(対象は原則12歳以上の方です)。抗体検査はPCR検査のようにその時点で体内にウイルスが存在しているかを調べる検査ではなく、過去にウイルスに感染性していたかどうかを知るために行われます。新型コロナウイルスは未知の新しいウイルスのため、抗体検査についても結果の解釈が確立されていない部分があり、保険適用もないため自費診療となります。

ファイザー社/ビオンテック社製のmRNAワクチン「コミナティ筋注」95%の高い発症予防効果が報告されています。ワクチン接種をして得られる中和抗体は新型コロナウイルスとヒトの細胞が結合する箇所を阻害する抗体であり、新型コロナウイルスへの感染や重症化を防ぐ効果が期待されています。一方で中和抗体の活性はウイルスの表面に存在し感染の成立に重要な役割を果たすスパイクタンパク質(S)に対するIgG抗体の値と関連すると考えられています。

当院では今まで既感染を正確に判定するヌクレオカプシド(N)に対する抗体検査ElecsysAnti-SARS-Cov-2(ロシュ社)を実施していましたが、この度新たにスパイクタンパク質(S)に対する定量的なIgG抗体検査ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant(アボット社)の実施を始めました(2021.6.18)。この検査は欧州での使用を可能とするCEマークを得ており、感度99.35%、特異度99.6%と報告されている信頼性の高い検査です。

IgG抗体検査ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant(アボット社)は、例えばワクチン接種前や接種後に、感染や重症化を防ぐような抗体を自分が持っているのかを確認したい方にお勧めできます。ワクチン接種後についてはファイザー社/ビオンテック社製のmRNAワクチン「コミナティ筋注」の接種を終えた方については、2回目の接種を終えて約1ヶ月で評価している報告が多いため、このタイミングは参考になると考えられます。

検査は原則予約制で承ります。お電話もしくは受付窓口で予約をお願い致します。当日37.5度以上の発熱ある方、咳や咽頭痛などの感冒症状のある方はご遠慮下さいませ。過去に症状のあった方についても14日目以降での来院をおすすめしています。また感染者と濃厚接触してから2週間以内の方、国外から帰国して2週間経っていない方は検査を受けて頂けません。

当日はマスク着用の上来院頂き、受付で保険証を提示し、問診票記入をお願いしております。体温測定、医師による健康状態のチェックの後採血を致します。会計は自費診療となり、5,500円(税込)です。外注検査となるため結果は概ね検査日から1週間程度でご自宅へ郵送させて頂きます。

新型コロナウイルスに関してはまだ未知の部分が多く今後解釈が変わっていく可能性があるため、検査結果についての個別の質問にはお答えできないこともあることをお含みおき下さいませ。

補聴器購入が医療費控除対象となるためには

 聞こえが低下した場合でも周囲の人たちとの会話を楽しみ、安全で快適な生活を送るために、補聴器活用の重要性が一層注目されるようになっています。一方で補聴器は高額な医療機器であり購入者の負担が大きいことから、平成30年度より医療費控除が受けられることになりました。補聴器購入を希望される方はまず「補聴器相談医」を受診し、必要な検査・診察を受けた上で「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」受け、認定補聴器専門店に持参して試聴した後に購入します。その後「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の写しと領収書を受け取り、当該年度の確定申告における消費控除対象として申請、保存することが必要です。
 当院は補聴器適合検査認定施設であり、医師は補聴器相談医です。当院補聴器外来で補聴器を試聴(診察・検査は通常の保険診療となり、試聴に関する費用は無料です。)して頂き購入を決められた際にも、もちろん上記の一連の手続きが可能です。ご不明の点につきましては診察の際に医師にお尋ね下さいませ。
 

アレルギー性鼻炎に対するCO2レーザー手術をご希望の患者様へ

 アレルギー性鼻炎に対するCO2レーザー手術は鼻の中の下鼻甲介という部分の粘膜表面を焼灼凝固することで、くしゃみ・鼻水・鼻閉などの症状を改善する手術です。スギ・ヒノキの花粉症の方は飛散シーズン前の8月から12月頃がお勧めです。ダニ、ハウスダストに感作されている通年性アレルギー性鼻炎の方は年間を通して治療を受けて頂けます。
 丁寧に麻酔をすることで手術中の痛みはほとんどありません。保険診療となり、3割負担の方で手術費用は9000円程度です。まず診察を受けて頂き、検査結果などから適応がある場合に手術日時を予約して頂いております。ご希望の方はスタッフ、医師にお声がけ下さいませ。

スギ花粉症・ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を実施しております。

 スギ花粉症・ダニアレルギー性鼻炎に対する治療法の一つとして、症状を抑えるだけではなく根本的な体質改善を目的とした舌下免疫療法があり、健康保険の対象となっています。診察・検査を受けて頂き適応があると判断されれば、小児に関しても5歳以上であれば治療を受けていただくことができるようになりました。(最近まで12歳以上の方のみが適応でした。)
 スギ花粉症に関しては飛散期が終了した5月以降のこれからのシーズンが開始に適しています。ダニアレルギー性鼻炎に関しては特に開始時期の制限はありません。ご希望の方は受診された際にスタッフ、医師にお気軽にお声がけ下さいませ。